家のほとんどを自分のこだわりでレイアウトできる注文住宅。
便利な生活を送りたい方がほとんどかと思いますが、その中でも特に不安視されやすいのが収納です。
収納を成功させるためには、収納計画がうまくいくポイントを理解しなければいけません。
そこで今回は、注文住宅における収納計画のアイデアをご紹介します。
1.収納と動線をセットで考える
ただ単にたくさんの収納を作るだけでなく、収納と動線をセットで考えることが大切です。
買い物から帰ったらものをどこにしまうか、洗濯物はどのように取り込んでどこにしまうか、それぞれの動線を意識して収納を配置することで、快適な暮らしを手に入れられますよ。
2.収納の量は適切な量を適切な場所に
必要な場所に適切な容量の収納をつくることも重要です。
具体的にどのようなアイテムをどれくらい収納する必要があるかをイメージすることがポイントです。
家族全員の靴やブーツ、パントリーの食品や重いもの、リビングの掃除用具など、それぞれのアイテムに合った収納場所を確保することで、物の整理がスムーズになります。
3.今と将来の暮らしを具体的にイメージする
最後に、今と将来の暮らしを具体的にイメージすることも大切です。
現在の家での不便さや欠点を考えて、それを解消する収納を考えてみましょう。
また、将来の暮らしの変化も考慮し、子どもの成長や新たなニーズにも対応できる収納を検討してみてくださいね。
キッチンは多くの場合リビングと同じ空間に位置しており、目につきやすく日々の生活に欠かせない場所です。
家電や調理器具などが多く収納されるため、整理整頓が難しい場所でもあります。
以前は高い位置に取り付けられた吊り戸棚が一般的でしたが、最近では取り出しやすいシンク下収納やカップボード収納が人気を集めています。
もし生活感を最小限に抑えたいと考えている方には、パントリーの設置をおすすめします。
パントリーには食品のストックから家電、レシピ本、キッチン用品まで、幅広いアイテムを収納できます。
食品や飲料のまとめ買いが一目でわかるため、在庫管理がしやすくなり、無駄な買い物を減らせて節約にもつながりますよ。
洗面所は洗濯や洗顔、入浴など多様な用途があるため、収納するアイテムも多くなりがちです。
歯ブラシのような細々としたアイテムは、鏡戸の内部に収めることできれいさを保てます。
また、洗濯機の上はデッドスペースになりがちですので、可動式の棚などを設置することをおすすめします。
洗面所では床に物を直接置くことは衛生的でないため、収納棚を積極的に導入して、清潔な空間を保つ工夫をしてみてくださいね。
靴の一人当たり保有数は男性が平均で4~5足、女性が平均で8~9足とされています。
もし男女2人ずつの4人家族の場合、約30足の靴が存在することになりますので、おおよそ必要な下駄箱の大きさが把握できるのではないでしょうか。
玄関収納は靴だけでなく、外に置いておきたくないベビーカーや三輪車、ゴルフバッグ、アウトドア用品なども考えると、多くのアイテムがあります。
これら大きくてかさばるものを効果的にまとめて収納するためには、シューズクロークが非常におすすめです。
家の中にしまうことで出し入れが煩わしくなったり、場所を取ることを避けられる点で、シューズクロークは非常に便利な解決策といえるでしょう。
注文住宅を建てる際に収納を成功させるには、「収納と動線をセットで考える」、「収納の量は適切な量を適切な場所にする」、「今と将来の暮らしを具体的にイメージする」のことの3点を意識する必要があります。
また本記事では、キッチン、洗面所、玄関における間取りごとの収納アイデアも紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。